CADに関する認定試験
さて、ここで、CADに関する認定試験をみておきましょう。
CAD利用技術者認定試験には、基礎試験、2級、1級があります。基礎試験は、インターネットに接続した環境で、コンピュータを利用した試験で、筆記試験のみです。CADシステムを理解するうえでの基本的な知識を試す試験内容となっています。2級は、CADに関する専門知識(CADシステム、製図)とCADシステムを利用し設計・製図業務を行ううえで必要な知識を修得しているかどうかを試す試験内容で、筆記のみです。1級は、建築系CADに関する専門知識および技能を修得しているかどうかを試す試験です。1級の場合には、受験資格が、2級取得者か、過去の1級合格者に限られます。
3次元CAD利用技術者認定試験には、2級、準1級、1級の試験が用意されています。CADシステム(製造・機械系)を利用したモデリング・設計・製図などの業務に従事する人、および、3次元CADシステムの周辺業務に従事している人を対象にした試験です。準1級は、3次元CADシステム(製造・機械系)を利用したモデリング・設計・製図などの業務に従事することを目指している人、もしくは従事して間もない人を想定した試験内容となっています。受験資格として、2級合格年度の翌々年度以内である必要があります。1級は、3次元CADシステム(製造・機械系)を利用して、モデリング・設計・製図などの業務に従事して半年以上の実務経験を有する人を想定した試験内容となっています。受験資格として、2級合格年度の翌々年度以内である必要があります。